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■ 和歌山の秘境・古座川町の暮らし

古座川町とは

古座川町は紀伊半島南端にある木と水のまち。町内に駅はなく、隣町の古座駅から歩いて25分ほどで町内にたどり着きます。面積約294㎢は和歌山県の町のなかで3番目の大きさ。山林地帯が9割ほどを占め、信号やコンビニはありません。その代わりに、深く高い夜空には満天の星が輝き、広大な自然景観は四季折々の美しい表情を見せてくれます。町内には「平成の名水百選」にも選ばれたまちの象徴、清流古座川が巡り、人々は川沿いの平地に集落を開き生活を営んできました。

季節を感じる風景

温暖で雨の多い気候により樹木がよく育ち、「古座川材」という優良な木材の産地として古くから知られています。また、春には100年ぶりに新種の桜として確認されたクマノザクラが山に薄ピンクの彩りを添え、夏にはカヌーなどの川遊びやキャンプに訪れる人々で賑わいます。山々に囲まれ、清々しさを感じさせる透明度抜群の川。澄み渡る空気。雨の日にはサワガニが、夕暮時には鹿の家族が道路を横断しているのを目にすることも少なくありません。

古座川町の気候が育む、山の幸・川の幸

古座川町の気候が育む無数の動物や植物たち。柚やシキミ、日本ミツバチの蜂蜜などの特産品は高く評価され、天然の鮎やウナギ、テナガエビなどはまちの名物として町内の飲食店などで提供されています。そのほか、農家を悩ませる要因ともされる野生の鹿や猪の肉を国内最高水準の技術で加工する工房があり、ジビエが古座川町の貴重な地域資源となっています。

守り継がれる文化と風土

町内各地で行われる祭りの歴史は長く、古いものでは西暦474年に起こったとされるものもあります。伝統的な「河内祭り」は、古座川町流域の5つの地区が担い手となり行なう祭礼。漁業、山林業と異なる産業を軸に発展してきた地域が年に一度河内神社の元に集い、各々が独自の方法で祭礼を行う珍しい形式のお祭りです。

観光名所として有名なのは、高さ100メートル、幅500メートルにおよぶ巨大な「古座川の一枚岩」や、風雨の浸食によりできた無数の穴が特徴の「高池の虫喰岩」。これらは国の天然記念物にも指定されています。また、県指定文化財の名勝「滝の拝」は、迫力と清涼感あるしぶきを上げ、夏には滝つぼに密集する鮎を釣ろうと連日人が訪れています。

自然とともに生きる人々

雄大で美しく、人や動植物の生命を支える自然の恵み。しかし、時にそれは抗うことのできない脅威にもなります。そんな自然とともに暮らしてきた人々だからか、素朴で控えめな雰囲気にも、どこか芯の強さを感じさせるところが古座川町の住民の特徴かもしれません。まちの歴史や文化、自然を愛し、持続可能な発展を目指して活動する人の姿もあります。

人と繋がり、いとなむ古座川町の暮らし

2019年11月現在、古座川町には2650人余りが暮らしています。林業や農業から、特産物の加工やサービス業などで生計を立てています。広い面積を持つ古座川町の移動手段は主に自動車。まちの近隣地域には海があり、マリンスポーツや新鮮な魚介料理を楽しむこともできます。

回覧板で地域の情報を共有し、小学生の下校時刻になると見守りの町内放送が流れるのどかなまち。古座川町では今日もゆったりと時間が流れています。